地震、台風、大雪などの天災で交通機関がマヒし、ホテルにたどり着けなかったため宿泊当日に電話を入れキャンセルをした。
キャンセルポリシーには「当日キャンセルは100%の支払」と書かれている。
さて、こんなときもキャンセル料は支払わなくてはならないのでしょうか。
このケースに関してネット上での多くの相談を調べました。
結果、キャンセルポリシーの中に「天災等による交通機関のマヒで来館できない場合はキャンセル料の減額があります」等の記述がなければ100%支払う義務があるそうで、もし裁判を起こされたらまず負けるらしいです。
ホテルのキャンセル料には理由があります。
当日キャンセルされても代わりにお客を探せるかというとこれは難しいことで、おそらく宿代はそのまま損失になります。
宿泊客のための様々な準備もあります。
当然、食事付きのプランであれば食材や料理の多くは損失になりますし、人数が多ければ従業員のスケジュール調整もあり、ホテル関係者の話ではそれ以外にも客の見えないところで経費はけっこう掛かっているということでした。
ただし、です。
ホテルによっては事情がわかればキャンセル料を減額したり、一切取らなかったりというところもあります。
事実 3.11の震災の際、件数は定かではありませんが、国内だけでなく海外のホテルでもそういった例はありました。
ホテル側も、規定とは言えこのような場合に全額キャンセル料を取ったら、もう二度と来てくれないかも?という気持ちもあるそうです。
まずはしっかり事情を説明することが大切なようです。
『そんな訳だからさ、キャンセル料取らないよな!』
なんて言ってしまったら…もうおしまいかも。