まずは厚生労働省の数字から、
平成26年3月末現在の旅館業の営業許可施設数は、7万9,519施設であり、前年度より893施設の減少となっている。
うち、ホテル営業施設数は9,809施設、旅館営業施設数は4万3,363施設、簡易宿所数は2万5,560施設となっている。(衛生行政報告例より)
ホテルって意外に少ないなという気がしました。確かに近所にも昔からある○○旅館という名の小さな宿がひっそり数件あったりしますし、こんなものかもしれません。
では、ホテルと旅館の違いは?これは法律で決まっているのですが、
ホテルは主に洋式の構造及び設備を持つ施設、旅館は主に和式の構造及び設備を持つ施設。
ということです。意外に簡単。
そして、広さも決まっていて、
9平方メートル以上の客室が10室以上あるのがホテル。
7平方メートル以上の客室が5室以上あるのが旅館。
これが基本的な決まりのようです。
そういえば、
石川県に36年間に渡り日本一という評価を受けている旅館「加賀屋」があります。内装は確かに和風ですが、20階建て!の建物をはじめとする景観は規模としては高級ホテル並みです。でもホームページにもしっかり「旅館」と明記してありますし、規模が大きいからと言ってホテルと名乗らないといけないわけではない、ということですね。
そういえば②、以前出張で、おんぼろ旅館としか呼べないような「ホテル」もあったような…。