Airbnbの登録宿はほとんどが違法なのになぜCMが流れるのだろう?

最近、Airbnb(エアービーアンドビー)のCMが頻繁に見られるようになりました。

『Airbnbに登録している日本の民泊ってみんな違法だろ!』

そう思ったのは私一人ではないはずです。なぜ、違法民泊を宣伝するようなCMが流れるのでしょうか?それこそ違法なのでは?

先週、産経WESTに次のような記事がありました。

中国人旅行客ら頻繁に出入り…大阪・ミナミのマンションで違法民泊差し止め求め提訴 大阪地裁

マンション管理規約に違反して、旅行客を有料で泊める「民泊」を営んだとして、大阪市中央区のマンション管理組合が3日、計5部屋の区分所有者や仲介業者らを相手取り、民泊営業の差し止めと約3200万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。

原告のマンションは大阪ミナミの繁華街の中心に立地。その利便性から中国人旅行客らが頻繁に出入りするようになったという。組合側は「24時間騒々しく、住環境が乱されている」としている。

訴状などによると、15階建てのファミリー向け分譲マンション。管理規約で民泊行為が禁止されているのに、昨年11月から今年5月にかけて、5部屋で延べ193日間にわたり民泊営業が行われた。

うち2部屋は民泊仲介で有名な米ウェブサイト「Airbnb」(エアビーアンドビー)や、中国のサイト「自在客」で紹介されているといい、組合側はこれらサイト上での掲載差し止めも所有者らに請求している。

また民泊利用者がエレベーター内で喫煙したり、上階からごみを投げ捨てたりする迷惑行為が常態化していると主張。利用者にオートロックの解除方法も伝えているとして「マンション内の防犯機能を大きく低下させる」と訴えている。

以前からこのような問題が増えるだろうと予想していましたが、やはりという感じでしょうか。

おそらく日本各地でも同じようなことが起きていると思われます。

「行政書士法人シグマ」という特区の民泊認定サポートをしている会社のページに以下のような説明があります。

… 例えば上記の4基準に照らすと、Airbnbを利用した民泊のほとんどが、本来営業許可を取得するべきだと言えそうです。言い換えれば、Airbnbに登録されている施設のうちで旅館業法の定める営業許可を取得していないものの多くは、現在の日本の法律に照らせば違法の可能性が高いです。

参考までに、平成28年12月上旬の時点では、東京23区内にあるマンションの1室のみで簡易宿所の許可を取得しているケースはゼロです。

となると「なぜ摘発されていないか」という疑問が出てくると思います。これは民泊については実態が把握しにくく、取り締まりが困難であるということなどが影響していると考えられます。

摘発の問題は警察の方でがんばってもらうにしても、法律の専門家が違法だと言っているのに現状なぜAirbnbのCMが流れるのでしょうか?

ホテルや旅館はCM中止を訴えたりできないのでしょうか?

おそらく「これは世界の違法でない国の民泊を宣伝しているのです。」などと屁理屈を言うのかもしれませんが、

総務省は何をやっているのでしょうか。現状をちゃんと見てもっと厳しくやってもらいたい。

治安や騒音の問題もありますが、旅館業法に従って消防や衛生管理に毎日努力して、たくさんお金もかけている旅館やホテルがバカみたいです。「これも世の中の流れ」で納得してはいけない。

どう考えてもおかしい、と思いますよ。